RTSはVRでプレイ感が深化する!Oculus Rift Crescent Bayで体験する『AirMech』

Oculus Rift製品版に向けたコンテンツは、国内でも徐々に体験する機会が増えてきています。
今回はゲーム等開発者会議CEDECでも体験できるリアルタイムストラテジー(RTS)『Air Mech』を紹介します。

本作はもともとPC向けのゲームとして開発が行われています。現在Steamでは早期アクセス中です。

PC版のティザーはこちら

https://www.youtube.com/watch?v=1DdwJ-skYq8

自キャラはヘリコプター(対空モード)とロボット(対地モード)に変形可能。ヘリコプターのときは味方を空輸して、適切な場所に配置することができます。自機を動かして飛び回り味方を適切に配置しながら、ときに自ら砲火を交えながら、続々とせめてくる敵から自分の基地を守り、敵の基地を破壊することが目的となります。

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RTSの特徴である防衛・攻撃の戦略性もさることながら、自機が変形するというメカ要素が非常にカッコよく、ガンダムやマクロスに通ずるものがあります。

RTSではプレイヤーは一言で言うと自軍の司令官です。このAirMechでは自機を遠隔操作することになりますが、視点はあくまでも戦場を見下ろすということになります。

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普通のモニターで遊ぶことができるゲームですが、Oculus Riftに対応、製品版プロトタイプであるCrescent Bay用のデモとしてE3以降展示されています。

RTSをVRで体験するとどうなるのか、それは「戦場にいる臨場感が最高に高まる」ということです。

まず、視覚と聴覚ともに360度でプレイできることによる臨場感です。
筆者がプレイしたデモは、中心に自軍の基地があり、渦巻状に道が配置、道以外は崖になっていて通れないという要塞の配置でした。敵は360度様々な方向から陸、空ともに攻めてきます。視野は100度程度、つまりプレイヤーは戦場全体を見渡すことはできないのです。

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一方面に対処していると、後方から攻撃される音が聞こえてきて振り返ると敵の別働隊が前哨基地を攻撃しているので、急いで空いている味方を輸送しつつ自分も迎撃、というようなRTSの休む間もない臨場感が360度に展開します

二点目はボードゲームのコマが動き回っているような手触り感です。Crescent Bay以降のモデルでは、ポジショントラッキングが360度有効なため、どの方向を向いていても、前に頭を突き出すと視点がぐっと戦場に近づきます。自機が目の前で戦闘する様子をかなり近くから見ることができます。ミニチュアを見ているような感覚に近く、思わず手を伸ばして掴みたくなってしまうほどです。そんな箱庭は動かないおもちゃ箱ではありません、自軍、敵軍がリアルタイムに動き回り今まさに戦闘が行われており、その行方は自分の操作にかかっているのです。

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DSC_0313自軍の基地で停止して上を見上げると自機が見えます。つまりこの目の前の箱庭はリアルタイムの戦場を見下ろしているジオラマ。まさに司令官気分ですね。

筆者はこれまでも様々なRTSをプレイしてきましたが、VRはその面白さをさらに深化させるものだと感じさせる体験でした。またカメラの移動が自分が身体を動かす以外ないため、酔いにくいデザインになっている点も秀逸でした。

このAirMechは世界的に人気のRTS、Dota2やLeague Of Legendsといったeスポーツにもなっている人気ゲームジャンルMOBAのように自機(自キャラ)を操作しながらプレイするRTSです。こうした人気ゲームジャンルと同様、PC版では対人用の3VS3モードも実装されており、対人戦もVRでできるようになってほしいところです。VRでeスポーツが行われる日もそう遠くないかもしれませんね。

CEDECでのプレイ映像はこちら(終盤、自機を見失っていますがご容赦ください)

https://www.youtube.com/watch?v=Nj-ui0dBQgk

(参考)
Steam / AirMech(無料、ブラウザでのプレイも可)
http://store.steampowered.com/app/206500/?l=japanese

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この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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    http://www.moguravr.com/writers/