アダルトVRが気になるなら知っておきたい作品・サービス

ゲームから始まったVRの盛り上がり。その活用分野として国内外で注目されているのが、アダルト分野です。VRの特徴である実在感を活かし、まるで目の前に相手がいるかのような感覚で体験が可能になります。

話題になりがちなアダルトVR。この記事ではその基礎知識から代表的なサービスまで、ギュッとまとめてお伝えします。

はじめに:アダルトVRの2大ジャンル~360度動画と3DCGゲーム~
1.VRアダルトゲームの代表作
2,360度動画
3.海外のアダルトVRコンテンツ
4.アダルトVRを体験できる施設

はじめに:アダルトVRの2大ジャンル~360度動画とVRアダルトゲーム~

アダルトに限らず全てのVRコンテンツを大きく分けると、首を動かして360度を見渡す360度動画(前方方向だけの180度動画も含みます)と移動する、触るなどの動作が可能なVRアダルトゲーム(ゲームではないものもありますが、本記事ではゲームと括ります)の2種類があります。それぞれ一長一短がありますが、体験できる内容は大きく異なります。

まずは、360度動画とVRアダルトゲームの可能性の違いから説明していきましょう。

体験の違い

360度動画と3DCGゲームで体験として最も異なるのは、自分がVRの中で頭以外の身体や手を動かすことができるかどうかです。

360度動画は主に実写のものが多いですが、撮影用のカメラの位置から360度(コンテンツにより左右180度のもの等もある)を見渡すことは可能です。しかし、カメラの位置から動くことはできないため、たとえば、カメラが人物の前にある状態で、その人物の背後に回り込むなどといったことは、難しくなります。3DCGで作られた動画でも、動けない点は変わりません。必然的にアダルトな360度動画の多くは自身が動かない状況か、動画に合わせて動くことになります。

また、実写の360度動画には、まるで相手が立体的に浮き上がったかのように見える「ステレオカメラ」で撮影されたものもあり、「VR動画」などと呼ばれています。前方180度しか撮影されていないものがほとんどですが、立体感によって相手がさらに実在感のある目の前にいるような体験ができます。

一方、VRアダルトゲームは、自由に歩き回ることも専用コントローラーを使って手を動かすこともできます(コンテンツの仕様によって、移動が制限される場合もあります)。相手が目の前にいる状態から、背後に自分が回り込むことも、相手を触ることも場合によっては可能になります。

デバイスの違い

体験できるデバイスにも違いがあります。360度動画は手持ちのスマートフォンだけでも楽しめるほか、VRゴーグルを使用することでより没入感の高い体験ができます。

一方、VRアダルトゲームはOculus RIftやHTC ViveなどハイエンドなVRデバイスとVR対応PCが必要となります。一式を揃えようとすると2016年1月時点でも20万円以上はかかることになります。

制作コストの違いと作品数

360度動画は、一度カメラの仕組みを入手してしまえば、回数を重ねて様々な作品を撮影できます。そのため、作品数が急激に増えつつあります。一方、3DCGは様々な行動が可能な反面、キャラクター自体の造形、動きや反応、インタラクティブな要素など制作コストが高くなります。本数が増えにくい傾向にあります。

ここまでで360度動画とVRアダルトゲームの違いを紹介しました。
それでは、ここからは作品やサービスを紹介していきましょう。本数の関係で、VRアダルトゲームと360度動画の順番で紹介していきます。

1.VRアダルトゲームの代表作

VRカノジョ

VRカノジョは、アダルトゲームブランド「イリュージョン」が制作しているVR専用アダルトゲームです。


近所に住む「夕陽さくら」ちゃんに勉強を教えて欲しいと頼まれたプレイヤーは、さくらちゃんと色々なことをして時間を過ごします。

VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)は、Oculus RiftとHTC Viveに対応しており、コントローラーはOculus Touch、HTC Viveコントローラーに対応しているため、さくらちゃんを触ったり、物を持ったりすることができます。


特徴は、とてもきめ細やかなグラフィックと絶妙なシチュエーション思わず息をのむほどきれいな肌が見られます。

VRカノジョの発売日は2017年2月28日を予定しており、価格は4,980円(税込)です。ダウンロード販売専用となっています。

現在体験版が公式サイトにて配信されています。VRカノジョが動くかどうかを計測するベンチマークも搭載していますので、購入を検討している人は一度試してみることをおすすめします。

イリュージョンはこれまで、積極的にVRに取り組んできたアダルトゲームブランドです。Oculus Rift の開発者版であるDK2の時代からゲームをVRに対応させてきました。AV女優を3Dスキャンで3DCG化した『PLAY GIRLS』など、ユニークな試みも行っています。そのほかにも、『ハニーセレクト』などが公式でVRに対応しています。

カスタムメイド3D2

カスタムメイド3D2は、アダルトゲームブランドの「KISS」が発売しているVR対応アダルトゲームです。パッチを当てることでOculus Rift(Oculus Touchも可)とHTC Viveに対応できます。

エンパイアクラブというクラブを引き継いだプレイヤーは、自分好みのメイドを育ててクラブの再興を図る、というストーリーです。

特徴は、自分好みにメイドをカスタマイズすることが可能な点です。髪の色、身長などから、アクセサリー、服、下着の色まですべてを思い通りにできます。公式でMOD(有志によるゲームの追加プログラム)が認められているため、服などは自分で自作することも可能です。

また、メイドにダンスをさせることも可能です。メインとなるアダルトシーンには「夜伽」という形で対応しています。

Oculus Rift、HTC Viveに対応しており、先日、Oculus Touchにも対応しました。現在発売中で、価格は8,424円(税込・『カスタムメイド3D2』の価格)です。

好みのメイドをつくる機能だけ体験できる体験版も存在しますので、購入を検討している人は一度動作するか試してみるといいと思います(体験版でもVRを体験することが可能です)。

「KISS」もイリュージョンに勝るとも劣らないほど、VRに積極的に取り組んできたアダルトゲームブランドです。カスタムメイド3D2の前作、カスタムメイド3Dの時代からOculus Rift DK2に対応してきました。

また、独自の連動デバイスの製作にも熱心です。VRを体験した状態で使用するこれらのデバイス類は没入感を深めます。

なないちゃんとあそぼ!

なないちゃんとあそぼ!』は、サークル「VRJCC」が発売しているアダルトVR専用ゲームです。

タイトル通り、ヒロインのなないちゃんとあれやこれやするゲームとなっています。

特徴は、スマホの加速度センサーなどを用いている点です。スマホをコントローラーとし、エアドールなどにスマホをセットすることによって、なないちゃんの動きとエアドールの動きをリンクさせることもできます。

https://vimeo.com/178471022

パッケージ版、ダウンロード版が販売されており、Oculus Rift、HTC Viveに対応しています。価格は3,240円(税込)です。

360度動画を配信している代表的なサービス

DMM VR R18

「DMM VR」は、DMM.comが開始したVR動画配信サービスです。一般向けも多数ありますが、アダルト向けも非常に充実しており、その数は200タイトルを越えます。(2016年末時点)。

iPhone/Androidスマートフォンのほか、Gear VRに対応しています。専用アプリを通して視聴します。特徴的な機能として、下を向くと外の現実世界が見られて、飲み物などが飲める「ドリンクモード」が搭載されています。

Adult Festa VR

Adult Festa VR」は、アダルトビデオメーカー直配のアダルトビデオ配信サイト「Adult festa TV」が開始したアダルトVR動画配信サービスです。登録されているアダルトVR動画は400件を越えています(2016年末時点)。

特徴としては、「VR+1D」動画というものを配信している点。これは、対応している器具が、アダルトVR動画と連動して動作する動画のことです。スマホからでも、PCから視聴した時でも、どちらの場合でも映像と器具が連動します。

iPhone(6~7まで)とAndroidスマートフォン、Gear VR、Oculus Rift、HTC Vive、PC(360度動画として再生)に対応しています。

AVVR

AVVRは、2016年8月11日よりサービスを開始した比較的新しいアダルトVR動画専門サイトです。12月1日より月額制のサービスも開始しました。

iPhone/Androidスマートフォンでの視聴が可能です。

HBOX.jp

HBOX.jpは、アダルトポータルサイトで、VR動画も扱っています。iPhone/Androidスマートフォンでの視聴が可能です。

3.海外のアダルトVRコンテンツ

ここまで日本国内のアダルトVR作品・サービスを紹介してきました。海外では、360度動画の配信サービスが非常に多く登場しています。「Pornhub」、「Naughty America」などのアダルト動画配信サービスでVRに対応する動画が配信されているほか、「Virtual Real Porn」などのようにVRに特化した配信サービスもあります。

また、アダルトライブチャットサービス「CAM4」は、アダルト分野でのVRの活用を推進するアメリカのポルノ女優Ela Darling氏と提携し、VRでライブチャットを行うことのできるサービス「CAM4VR」を行っています。視聴者は、Oculus Rift、HTC Vive、Gear VR、スマホVR等の様々なデバイス向けに配信されている無料アプリを通じて「CAM4VR」を利用可能です。

4.アダルトVRを体験できる施設

VRを体験するのであれば、360度動画でもより高画質で快適なハイエンドVRで体験したいものです。しかし、気になるものの購入には至れないという方も多いのではないでしょうか。

2016年後半より、ネットカフェ等でアダルトVRを体験できる施設も増えつつあります。

SOD VR

『SOD VR』は、アダルトビデオメーカー、ソフトオンデマンドが秋葉原にオープンした個室鑑賞のショップです。PCを接続詞たVR体験もあるとのこと。

アクセス

VRデキル!!

「VRデキル!!」は、インターネットカフェを運営するアイ・カフェグループが展開中のVR体験キャラバンです。大型筐体を使ったVRゲームなどさまざまな体験が可能です。体験コンテンツにはアダルトVRも含まれているとのこと。

常設ではないため、公式サイトよりスケジュールをご確認ください。

PCショップTSUKUMO

PCショップTSKUMOの運営する秋葉原の体験スペース「ツクモVR」では、VRアダルトゲーム『VRカノジョ』の体験版をHTC Viveで体験することができます。体験版のため、過激なシーンはありませんが、18歳未満はプレイできません。

アクセス

この記事を書いた人

  • 文学部一年生というVRからはほど遠そうな環境なのにVRに興味を持っている人。Rift、Vive、PSVRの御三家がとうとう揃いました。

    Twitter:@takawitomoki

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