Home » AbemaTVがVR対応 大画面でお手軽ホームシアター


VR動画 2018.03.29

AbemaTVがVR対応 大画面でお手軽ホームシアター

株式会社AbemaTVが運営する無料のインターネットテレビ局AbemaTVが、VR専用アプリ『AbemaTV VR』の配信を開始しました。『AbemaTV VR』はグーグルが展開するスマートフォン向けVRプラットフォーム「Daydream」に対応しており、ニュースやバラエティ、映画、アニメ、ドラマなど、AbemaTVで配信されている約20チャンネルのコンテンツをVRの大画面で楽しめるようになります。

AbemaTVを大画面で

『AbemaTV VR』では、まるで家でプロジェクタで投影しているかのように大画面でAbemaTVを楽しむことができます。VRならではの自分を囲むようにチャンネルが並んでいるチャンネル切り替えや番組表からの検索が可能です。コメントは閲覧のみで、大画面の右の位置に、下から上にコメントが流れていきます。

また、映像の向きやサイズをコントローラーで好みに変化させることのできる画面拡縮機能が特徴的です。

『AbemaTV VR』の開発は、AbemaTVと株式会社サイバーエージェントの子会社でVR関連事業を行う株式会社VR Agentとの共同開発で誕生しました。開発チームによると「NetflixやYouTubeのVR版を参考にUI(ユーザーインターフェース)を作り込んだ」とのこと。何度も作り直しを経て、ユーザーが好みに合わせて直感的に変更できるだけの遊びがある現在のUIに落ち着いたとのことです。

動画の品質にも配慮

動画の配信はストリーミングのため、通信環境が重要となります。モバイル通信とWi-Fiに対応しており、通信環境に合わせての画質の自動設定、手動設定が可能です。

そしてスマートフォンのVRで気になるのが画質やパフォーマンスなど品質の部分。『AbemaTV VR』では、ただでさえ処理負荷がかかって重くなってしまいがちなVRアプリで、さらにストリーミング再生を行っています。

開発チームによると、「すでにあるAbemaTVの動画再生技術資産を活かしながらスマートフォンのVR向けにパフォーマンスを合わせていった」とのこと。スマートフォンの限られた処理能力でも、十分に見れる画質で視聴できます。

新たに追加される「VR視聴」という楽しみ方

AbemaTVはスマートフォンやタブレットに加え、テレビに挿す「Google Cast」や「Amazon Fire TV」にも対応して、様々な“画面”で楽しめるテレビ局です。VR視聴という新たな視聴形態が加わって、ゆったりと大迫力で動画を楽しむことがでるようになりました。

Daydreamは、Galaxy S8、LG V30+など対応しているスマートフォンとVRヘッドセット「Daydream View」を使うことで、スマートフォンでの高品質なVR体験が行えます。ユーザーは、どこでもVRヘッドセットを装着するだけで、AbemaTVを大画面で視聴することが可能となります。

もともとのAbemaTVのコンテンツ画質は最大1080pに対応しているため、VR空間の大画面では鮮明に動画を楽しめます。

Daydream以外のプラットフォームへの対応については、市場の反応等を見て「検討したい」とのこと。ユーザー数の多いPlayStation VR(PSVR)への対応など今後の展開にも期待したいところです。

アプリのダウンロードはこちらから。

(C)AbemaTV
(参考)株式会社AbemaTV プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード