コントローラをぶん回す闘技場の死闘!など インディーゲームの祭典「Bitsummit」注目VRゲーム3選

5月20日から21日の期間中、京都市勧業館みやこめっせにて、小規模制作のインディーゲームが数多く展示される祭典「Bitsummit」が開催されました。会場ではPC・スマートフォン向けのゲームはもちろんのこと、VRゲームもいくつか出展されていました。

そこで今回は、会場で見つけた作品の中から、コロシアムの闘士となって死闘を繰り広げる『GORN』、一寸先は闇という暗黒空間の中で「音の反響」を使いマップを可視化していく『Stifled』、飛ばした紙飛行機を遠隔操作で標的を破壊する『Paper Garden』といった、アイデア・操作感ともに良好だった3作品をピックアップして紹介します。

『GORN』

筆者イチオシとなるのが、インディゲームデベロッパー「Devolver Digital」が開発中のVRアクションゲーム『GORN』。HTC Viveとコントローラで試遊できました。

https://www.youtube.com/watch?v=qf1Wu68PmnM

画面を一見すると、筋肉ダルマのような男が立っています。
そのキャラの特殊性にまず目を引かれつつ、実際にプレイしている人の姿をみると、このゲームの本当のインパクトに気づくでしょう。会場で1時間以上の列や人だかりが出来ていたこの作品は、あなたが闘士となって、全身筋肉男と対峙、鉄球や盾、弓矢を使って、死に物狂いでコロシアムの試合を勝ち抜くゲームです。


会場でコントローラを激しく振り回して戦うプレイヤーが続出

このゲーム、プレイしてみると敵をなぎ倒すという爽快感というよりは、一戦一戦が重い「死闘感」を感じます。というのも、敵の体力が高くしつこく起き上がってくるので、息の根を止めるためにダウン中の相手を「これでもか」と殴る体験をすることになります。さらに複数の敵を相手取ることもあり、プレイヤーの多くはコントローラを振り回して全身を使って激しく動いていました。


巨漢の闘士を前にすると圧迫感がすごい


自分・敵ともに攻撃がヒットすると激しい出血が。生々しい

戦った後は「勝利のポーズ」を取ることで次のステージへ

日本国内では同じく身体の動きを伴うVRゲームで、ファンタジーの世界で剣と魔法を使い敵と戦う『サークルオブセイバース』などがありますが、その発想が海外で生まれると本作のようなゲームになるのかもしれません。完成はまだとのことですが、現在は開発中バージョンをダウンロードすることができます。

『Paper Garden』

まず紹介するのは、紙飛行機を操って的を破壊していくVRゲーム『Paper Garden』。VRデバイスのOculus RiftとハンドコントローラーOculus Touchを使うゲームとなっていました。

両手のハンドコントローラーで、自分の周りに飛びかう紙飛行機を掴み、遠くに存在する的を全て破壊していく内容。これだけだと普通のゲームに思われるかもしれませんが、このゲームの特徴は「投げた紙飛行機を、魔法のように遠隔操作できる」ことにあります。

一度投げはなした紙飛行機は、自分の手を上下させたりひねったりすることで、動きを変化させることができます。そのため、直線的に投げても当たらない的があったとしても、投げた後に操作することによって破壊することが可能となっています。


「紙飛行機を飛ばす」という多くの人が馴染みある身体の動きがベースなので、ゲームが苦手なプレイヤーでも遊びやすい作品となっていました。今回出展されていたのは、開発中のプレビュー版とのことで、リリースが待たれる作品です。

『Stifled』

次に紹介するのは、暗闇の中で「音」を発して、その反響で周囲のマップを可視化していくVRアドベンチャーゲーム『Stifled』。PlayStation VRでのプレイとなっていました。

ゲームをはじめると、そこは暗い森の中。その時はまだかろうじて周囲は見えるのですが、森の奥に進むとどんどん真っ暗に。そこでマイクに向かって声などを発すると、その声の大きさに応じて周囲のマップが見えるようになります。以降、暗闇しかないマップを、声を発しながら慎重に進んでいくことになりますが……。


声はマイク入力だけではなく、コントローラのボタン操作でも発することが可能。ゲームを進めていくと、屋敷の中や下水道のような場所に迷い込むことも。そこで突然、自分以外の謎の悲鳴が鳴り響きます。その悲鳴はゲーム画面では「赤い反響」として表示され、いかにも危険な雰囲気を醸します。その正体は何なのか……?気になるところですが、今回のバージョンでは途中までで終了。完成版で確かめてみたいところです。

この記事を書いた人

  • ゲーム紹介メディア「もぐらゲームス」編集長 兼 Mogura VR副編集長。
    大学在学中にインディゲームをテーマとした論文を執筆。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。VRとゲームの交わる先が気になります

    Twitter:@poroLogue

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