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活用事例 2017.10.16

VR対応ゲーム開発ツールのフィンランド企業、1億円の資金調達

フィンランドの開発会社3rd Eye Studiosが100万ドル(約1億円)の資金を調達しました。同社は現在『3rd Eye Core』というゲーム制作ツールを開発しており、今回調達した資金によって同ツールの開発を進めるとのことです。

『3rd Eye Core』はクロスプラットフォームに対応したゲーム開発ツールで、PC、モバイル、VRゲームの開発に対応しています。また、同社はVRゲームの開発も行なっており、『Downward Spiral: Hours Station』というSFスリラーゲームを制作しています。本ゲームは2018年初期のリリースを予定しており、今回調達した資金の一部を同ゲームの開発に用いるとのことです。

3rd Eye StudiosのCEOであるKari Koivistoinen氏はプレスリリースにおいて以下のように述べています。

「今回の資金調達によって、高品質な開発ツールの制作を継続することが可能になった。このツールはマルチプラットフォームに対応しており、ソフトウェア開発者やホビイスト、プレイヤー向けのものだ。(中略)3rd Eye Studiosのミッションには、次世代のゲーム開発ツールを構築することが含まれている。『3rd Eye Core』は消費者、開発者両方が使えるツールであり、素晴らしいコンテンツを制作することができる」

今回の出資には株式会社コロプラが運営するVRファンドColopl VR Fundをはじめ、FPS『バトルフィールド』シリーズを手がけたKarl Magnus Troedsson氏、Sisu Game Ventures、Success (China) Limited、GameFounders、その他複数の個人投資家が参加しています。

同社は現在、フィンランドと中国の2拠点で『3rd Eye Core』のテストを行なっているとのことで、2018年内のリリースを予定しています。

(参考)
UploadVR / 3rd Eye Studios Raises $1 Million For Its VR, PC, And Mobile Gaming Dev Tool(英語)
https://uploadvr.com/3rd-eye-studios-1-million/

3rd Eye Studios / “3RD EYE STUDIOS RAISED $1 MILLION”(英語)
http://www.3rdeyestudios.fi/blog/2017/10/10/3rd-eye-studios-raised-1-million


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