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テック 2017.05.08

恐竜の化石の3Dモデルで観察 VRを使い現物を見なくても研究可能に

VRはゲームなどのエンターテインメント以外に、医療やアートそして教育などざまざまな分野で新たな変化を生み出しています。

恐竜の生態や進化について研究する古生物学でもVRが使われています。南フロリダ大学は恐竜の化石をVRで3D化し、観察・研究しやすくするコンテンツを開発しました。

恐竜の化石をVRで見る

南フロリダ大学の生物学者Ryan Carney教授と同大学の研究所は、恐竜の化石をVRで3D化し観察・研究しやすくするツールを開発しました。

研究者や学生は、X線・レーザー・コンピューターアニメーション技術を使って取り込まれた恐竜の化石の3DモデルをVRで観察することができます。

また、3Dモデルを動かしたり、化石の内部も観察することができます。

この技術により、博物館や化石がある研究所に行けない離れたところからでも恐竜についての研究をすることができるようになります。

Carney教授と開発チームはナショナルジオグラフィック協会からもその成果を称賛され、さらなる研究のための支援金も与えられました。

現実にあるものを3Dモデル化し、共有、それをVRで見ることで物理的な距離をなくすことのできます。古生物学以外にも医療などさまざまな分野での活用が進められています。

(参考)
Helping Paleontologists Learn More About Dinosaurs With VR
https://vrscout.com/news/paleontologists-learn-dinosaurs-vr/ (英語)

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