株式会社リコーは、24時間連続で360度の全天球ライブ配信が可能な「RICOH R Development Kit」の出荷を2017年6月16日より開始したことを発表しました。
「RICOH R Development Kit」は、2Kの解像度で30fpsの全天球ライブ配信が可能です。2つの魚眼レンズを駆使し、カメラ内でリアルタイムで360度のスティッチングが行われています。撮影された映像は、HDMIやUSBを通して出力が可能です。
本カメラは、ACアダプタを使用することで24時間連続で稼働できることが特徴となっています。現行モデルである360度カメラ「RICOH THETA S」の動画記録性能は、2Kの解像度で30fps、連続稼働時間が最大25分となっており、RICOH R Development Kitの長時間稼働は魅力的です。価格は59,800円(税込み)。
また、今回の発表にともないWEBにて下記の内容を公開しました。
・映像コントロールツール「RICOH R Console」(PC/Mac用)
・GitHubにてRICOH R Consoleのソースコード
・YouTubeへの360ライブ配信ガイドブック
・開発者向けのユーザーズフォーラム
・その他の技術情報、ツール類
商品の概要
「RICOH R Development Kit」
映像品質 |
1920 x 960, Equirectangular Projection Format, 30fps |
映像出力端子 |
マイクロHDMIタイプD, マイクロUSB |
音声出力 |
内蔵モノラルマイク |
映像記録メディア |
マイクロSDカード, 32GBまで |
映像記録フォーマット |
MP4 |
映像記録時間 |
通常モード約30分、長時間モード約60分(録画可能はファイルサイズは最大4GB) |
外部電源入力端子 |
マイクロUSB |
ACアダプター |
5V/1.5A以上のUSB用ACアダプター使用 |
動作温度 |
0度から40度(24時間連続動作は30度以下) |
外形寸法 |
46mm(W)×118mm(H)×22.9mm(D) レンズを含む |
質量 |
125グラム |
本体同梱品 |
スタンド、キャリングケース、USBケーブル×2 |
なおリコー社員が「RICOH THETA S」を使用して、七大陸最高峰の一つであるエベレスト山の頂上にのぼり撮影した360度写真が話題を集めていました。