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空間保存・報道 2017.06.29

ユネスコ文化遺産「博多祇園山笠」が360度カメラでライブ配信 700年以上続く伝統のお祭り

株式会社プリンスホテル、NECネッツエスアイ株式会社、NTTコミュニケーションズ株式会社の3社は、福岡市の協力のもと、2017年7月15日に福岡県福岡市で開催されるユネスコ無形文化遺産「博多祇園山笠」の「追い山」の模様を360度カメラ撮影してリアルタイム配信をする共同実証実験を実施します。

本実証実験は、福岡側の「博多祇園山笠」現地会場から、祭りのクライマックス「追い山」の模様を360度カメラで撮影し、東京側のVR体験会場「東京プリンスホテル」にある、大型スクリーン・タブレット端末・VRコンテンツ投影設備・ヘッドマウントディスプレイなどにVR映像としてリアルタイム配信を行います。

博多祇園山笠は、福岡県福岡市博多区で毎年7月1日から7月15日にかけて開催される日本を代表する、700年以上続く伝統ある祭りです。2016年11月30日には、ユネスコ無形文化遺産として登録されています。中でも「追い山」は、最終日7月15日早朝に行われる博多祇園山笠のクライマックスにあたる行事となっています。

今回の共同実証実験を通じて、VR映像コンテンツのリアルタイム配信技術の検証や、訪日外国人観光客・都道府県人会向けのVR映像コンテンツを活用した、新たなビジネスモデルを検討していくとのことです。

なお、360度カメラを活用し離れた場所にいながら日本の伝統的な祭を体験できるコンテンツとしては、360度動画専用配信サービス「360Channel」にて配信されている「日本の祭」などがあります。秋田県のナマハゲや、青森のねぶた祭などが公開されています。

「泣く子はいねがー」ナマハゲの様子を収めた360度動画が公開

(参考)
プレスリリース


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