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活用事例 2015.12.21

アメリカの一般消費者はVRにどう関心を寄せているのか?調査結果をインフォグラフィックで

オンライン・マーケティング調査を手がけるアメリカのTouchstone Research社は、10月にVRに関する一般消費者動向の調査結果を公表しました。この調査は米国の10歳から65歳以上の約2000人を対象に実施されました。

世代、民族、地域、コンテンツ種別など、様々な角度から一般消費者の関心を分析し、インフォグラフィック(図表)による洞察を提供しています。VR機器の発表、リリースが続々と行われる中、一般消費者は何を求めているのでしょうか。

その一部をご紹介します。

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VRを体験した人から最も良く聞かれる単語は、「カッコイイ(COOL)」。体験した人の79%は「またやってみたい」、81%は「友達に教えたい」と回答。どの世代がVRに関心があるかでは、ジェネレーションZ(一般的に現在10~25歳の層、79%)が最も厚くなっています。

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10台の若年層へのインタビューでは、70%が「親にVR機器をおねだりする」と回答。
ジェネレーションZの親世代が有効なアプローチ先であることが伺えます。一方で、13歳未満はOculus Riftなどの立体視可能なVRヘッドマウントディスプレイを装着できない可能性もあり、年齢制限との兼ね合いも今後生じそうです。

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アジア人や、ヒスパニック、アフリカ系アメリカ人などの有色人種層は、欧米人(白人層)と比べ、5%高い関心を示しているとのこと。少数派でありつつも熱狂的なファン層を意識することが利益に繋がるとしています。

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ハイエンドのHMD(Oculus RiftやHTC Viveなどのヘッドマウントディスプレイ)を購入するとき、消費者はどの程度の出費なら許容できるのでしょうか。40%が600ドル未満なら購入、10%が1000ドル以上でも購入と回答しています。残りの50%は、少なくとも400ドル以上を支払う意志はないことが伺えます。まだいずれのデバイスも価格は不明です。

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ミレニアル(現在、15~35歳の層)の50%が、ゲームのためにVR機器を購入する意志があると回答。これは、PCやスマートフォンと接続する目的と比べて高く、また、PlayStation 4購買層の約半数はVRを最初に牽引するユーザーになるのではとの調査結果も示されています。

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ゲームに限らずテレビや映画などにも大きな関心が寄せられています。66%がVRでテレビ、映画、ビデオを、一方、60%がVRでゲームを楽しみたいと回答。VRとメディアの統合の観点では、映像のストリーミング配信で知られるNetflix社はOculus社とパートナーシップを結んでいます。

このインフォグラフィックのフルバージョンは、GREENLIGHT VRより995ドルで購入が可能です。

(参考)
The VR (Virtual Reality) Consumer Sentiment Report(英語)
http://touchstoneresearch.com/the-vr-virtual-reality-consumer-sentiment-report-infographic/

2015 Virtual Reality Consumer Report(英語)
http://infographicjournal.com/2015-virtual-reality-consumer-report/


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